───  A B O U T

長島一貫黒毛和牛。

鹿児島と熊本の県境にある、長島本島・伊唐島・諸浦島・獅子島の 4つの有人島のほか、
大小23の島々から構成される鹿児島最北端の 島「長島町」。
 そんな温暖な気候と広大な赤土が広がる長島の地で、
繁殖から肥育 の一貫経営で丹精込めて育てた自社生産黒毛和牛を全国にお届けし ています。

───  F E A T U R E S

FEATURES01

潮の香りを孕んだ島の風を感じて、
長島の地でのびのびと育てる。

鹿児島県北部に位置する長島町は、農漁業の盛んな実りのある地域。赤土の段々畑が広がり、各漁港には船が連なり、活気あふれる島です。
諸浦湾という湾を見下ろす丘陵地に集合している牛舎。子牛や母牛、
そして肥育牛合わせて現在約1,000頭、毎日の餌やりや掃除はもちろん、ど の牛にも目と手をかけて大切に育てています。

風が通る丘陵の牛舎。1ゲージに2頭、一般的な頭数より少なく肥育牛を飼っています。
広い区画の中でのびのび育つとやはり病気や事故も少ないのです。ゆとりのある住まいで、よく食べよく眠る。
人の手で時間をかけて行うブラッシングは、牛も大好きでおとなしくじっとしています 。
清潔を保ち、信頼関係が築け、血行促進による肉質向上が望め、ブラッシングのひとときはどの牛にとっても癒しの時間です

宮路ファームは子牛から肥育牛、母牛まで1,000頭を飼育する大規模農場。潮の香りを孕んだ島の風を感じて、のんびりできる環境を整えるこ とが私たちの大きな使命です。

FEATURES02

マニアと言われるほど肉質にこだわる。
和牛共励会にて農林水産大臣賞。

国内最高格付けA5-12番。餌、環境、細やかな世話、そして血統が大きく関わります。
「安福久」をはじめとして優秀な種雄牛の血統は、光沢 のある脂肪、鮮やかな赤身と素晴らしい評価を得ています。宮路ファームの過去の記録をデータとして、肉質にかかわる血統と健康面、発育の 良さを総合的に鑑みます。周囲からはマニアと言われるほどに、秀でた血統を取得することには熱意を注いで来ました。

たとえば体格は小さめですが肉質が優れた兵庫の「田尻」系、発育がよく大きく育ち、子育てがうまいことで定評がる「気高(けだか)」系、 発育もよく肉量が多くとれ、ロース芯の面積が大きいことが評価される「第6藤良」系と、良いところを伸ばし、足りない部分を補うような種 を厳選しています。

先祖の育んだ日本の牛。受け継いでいくことが、皆様に美味しい黒毛和牛をお届けすることに繋がってゆくと信じて、日々研鑽を積んでいます 。2019年には、九州のJA系統農家が肥育技術を競う「第43回九州管内系統和牛共励会」にて農林水産大臣賞・金賞受賞しました。

FEATURES03

オレイン酸を多く含んだ牛肉に仕上げる
脂身はサラッと肉味はうまみのある牛肉

「餌はよく食べるか」「体調は良いか」と、牛たちの状態をスタッフ全員で毎日チェックしています。

肉牛を育てるプロセスには2つの段階があります。母牛が子牛を産み育てる「繁殖」と、子牛を大きく育てる「肥育」の2工程。ベースとなる のはビール粕、パイン粕、米ぬかなどの飼料ですが、段階ごと、雄雌で餌を変えてゆきます。育成から肥育の前半は健康でしっかり食べられる 体づくりを目指し、青い牧草や飼料を食べさせます。中期から後期では、ワラと飼料で肉質の向上を図ります。加えて、「おやつ」と呼んでい るオリジナルの餌が肉質や健康に大きな役割を果たします。私たちの農場では独自のレシピで最高の肉質を目指し、「おやつ」の内容を常に吟 味しています。

宮路ファームでは、トウモロコシや大豆の配分を微調整しオレイン酸を豊富に含んだ餌を与えることで、ロースはサラッとした甘い脂が口の中 に広がり、赤身はしっかりとうま味のある肉質に仕上がります。

───   P I C K U P